
未来のために、いま子どもたちに伝えるべきこと
次代の愛媛を担う子どもたちに、いま世界がどのような問題に直面しているのかを知ってもらい、これからの社会を持続可能でより良いものにするためにはどうすれば良いのかを、愛媛大学SDGs推進室の多彩な講師陣が、SDGs(持続可能な開発目標)17のゴールを達成するために今できる事やすべき事を、子どもと同じ目線で分かりやすく伝えます。
主
催
愛媛・子どもスポーツ推進協議会 国立大学法人 愛媛大学
後
援
松山市教育委員会
今治市教育委員会
宇和島市教育委員会
八幡浜市教育委員会
新居浜市教育委員会
西条市教育委員会
大洲市教育委員会
伊予市教育委員会
四国中央市教育委員会
西予市教育委員会
東温市教育委員会
上島町教育委員会
久万高原町教育委員会
松前町教育委員会
砥部町教育委員会
内子町教育委員会
伊方町教育委員会
松野町教育委員会
鬼北教育委員会
愛南町教育委員会
令和5年度プログラム
※プログラムの内容は、都合により変更になる場合があります。
4月・5月のテーマ
SDGsの15年 これまでの7年間とこれからの7年間
4月【SDGsの15年 今年で半分過ぎました!】
2016年に始まった国連SDGs。今年で8年目の中間年をむかえました。これまでの7年間で世界のSDGsはどれだけ改善されているでしょう?そしてこれからの残り7年間で、私たちは何をするべきでしょう?SDGsのこれまでを振り返り、皆さんといっしょに2030年をめざして何をしなければならないのかについていっしょに考えます!
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5月【SDGsの15年 これからの半分とその先の未来を描こう!】
2016年に始まった国連SDGs。今年で8年目の中間年をむかえました。これまでの7年間で世界のSDGsはどれだけ改善されているでしょう?そしてこれからの残り7年間で、私たちは何をするべきでしょう?SDGsのこれまでを振り返り、皆さんといっしょに2030年をめざして何をしなければならないのかについていっしょに考えます!
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小林 修(1967年/千葉県生まれ)
6月・7月のテーマ
使用済み天ぷら油でつくる持続可能で環境にやさしいモノと社会。
6月【使用済み天ぷら油でつくる持続可能な燃料とその利用法】
ご家庭で使用済みとなった天ぷら油(廃食油)は、そのほとんどがごみとして捨てられていますが、そうした廃食油を回収して様々な方法で精製することで、車や飛行機、ボイラー等の燃料に使うことができます。また最近ではそうした燃料が二酸化炭素の排出抑制に役立つ“持続可能な燃料”として注目されています。愛媛県における廃食油の回収がどのように行われ、それを原料とした燃料がどのように使われているか紹介します。大学教員が開発した廃食油をそのまま入れて走ることができる車も登場します!
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7月【使用済み天ぷら油でつくる環境にやさしいチェンソーオイル】
前回は、使用済みの天ぷら油(廃食油)が“持続可能な燃料”になることを学びましたが、今回は燃料以外にも、“環境にやさしいチェンソーオイル”となることを紹介します。現在、樹木の剪定や林業で使われているチェンソーオイルのほとんどは、石油から作られたものです。一方、石油から作られたチェンソーオイルは、環境中で分解されにくく、土壌や水質に悪影響を与える可能性があります。そこで大学教員と地域の企業が協力して、廃食油を原料とした生分解性のチェンソーオイルを開発しました。それでは、その性能をみてみましょう!
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髙橋 真(1971年/宮城県生まれ)
8月・9月のテーマ
子どもも社会のメンバーです。
8月【子どもは何を学ぶ】
子どものころにしっかりと学ぶことが大事だということは、大人も子どももなんとなくそうだと思っているのではないでしょうか。しかし、持続可能な社会の発展のために必要な子どもの学びってどんなものだろうということについては人によって考えが違うかもしれませんし、そもそも考えたことがない人のほうが多いかもしれません。大人たちはどんな学力がこれから必要か考えてきました。今回はいまどんな学びがSDGs達成のために必要だと考えられているのか説明をします。それをもとに、「子どもはどんなことを学ぶといいのか、子ども自身が考える」ということをテーマにして考えていきたいと思っています。
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9月【子どもといっしょにつくる社会】
子どもは選挙にいくことができません。子どもは会社とかで働きませんから給料もありませんし、税金も払いません。子どもだけで高い買い物をすることもできません。タバコも吸えませんし、お酒も飲めません。いろいろなことを決める時に、大人と一緒に相談しないといけません。子どもと大人にはこれだけたくさんの違いがあります。それでも、大人と同じように、子どもも社会の一員です。実はかなり昔から、「自分の考えを大人たちと一緒に伝えたり、社会がいい方向に変わっていくために働きかけることができるようにしましょうね」ということを世界中の大人たちが考えてきました。この回では子どもが社会に参加することをテーマに考えていきましょう。
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富田英司(1975年/香川県生まれ)
10月のテーマ
みんな違うということが力になる!個性を活かしてSDGsを達成しよう!
10月【みんな違うということが力になる!個性を活かしてSDGsを達成しよう!】
SDGsでは、ゴールの目指すために「誰一人取り残さない」という大切な目標としています。誰もが、自分の個性をいかして自分らしく、生活することができて、学校に通うことができて、仕事をすることのできる社会は、多くの楽しみと希望を私たちにもたらしてくれるでしょう。そしてこれから私たちの社会に起こる様々な変化に対して、より強い社会をつくり出すことができます。このような社会を実現するには、いろいろな個性を持ち合わせた人と積極的に会い、理解して、お互いを認め合うことが大切です。みなさんといっしょに豊かな個性を持つ人たちに会いに行きましょう!
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小林 修(1967年/千葉県生まれ)
11月・12月のテーマ
持続可能な未来のために行動しよう‼
11月【おもいやり消費=未来への投票】
日本では多くの食料やモノが海外で作られています。そのため、誰が作ったモノか?どこで取れたモノか?どうやって運ばれてきたモノか?を考えて商品を選ぶことが大切です。私たちは一人一人が消費者です。消費者が地球のため、未来のためにおもいやりを持った消費を行うことで、持続可能な未来へ投票したことになります。愛媛県では、このことを「おもいやり消費」といいます。人や社会へのおもいやり、環境へのおもいやり、地域へのおもいやりの買い物にはどんなものがあるでしょうか?一緒に見てみましょう。
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12月【SDGsクリスマスマーケットへようこそ!】
商売の世界では、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方(さんぽう)よし」という言葉があります。商売によって売る側の人と買う側の人が満足するだけでなく、社会までも良くしていこうという考え方です。このような商売が本当にできるのか、SDGsクリスマスマーケットを開催して試してみましょう。当日は「おもいやり消費」を意識した商品を小学生、中学生、高校生が販売します。実際に商品を手に取って、売り手の人との会話を通して、SDGsや「おもいやり消費」について考えてみましょう

竹下 浩子(1974年/長崎県生まれ)
2月・3月のテーマ
海からの恵みが私たちの食卓に届くまで
2月【水産物はどうやって食卓に届いている?】
私たちはスーパーマーケットに行けば、どのような食べ物でも簡単に購入することができます。美味しい魚介類が私たちの食卓に届いているのは、その美味しい状態を維持するために生産者から流通関係者、そして販売担当者によるたくさんの努力があるからです。簡単に流れを書けば、漁業者→市場・流通関係者→販売店→私たちの食卓という流れになっています。今回の授業では、水産物の流通の取り組みと消費のあり方が大きく変化してきていることについて詳しくお話ししたいと思います。
3月【水産業はどうなっている?】
日本の水産業を取り巻く状況はとても大変なことになっています。海の環境が大きく変化して魚が獲れなくなったり、見たこともない魚が獲れたりしています。そして水産物を供給してくれる漁業者たちの数が大きく減少し高齢化が進んでいること、後継者が育っていないなど人材の面でも大変な状況です。まずはこのような水産業の状況を知ってもらいたいと思います。そして、あたらしい水産業の取り組みや水産資源をどのように守り育てているのかを詳しくお話ししたいと思います。

竹ノ内徳人(1968年/鹿児島県生まれ)